カラダのこと

口蓋扁桃摘出術体験談② 手術日

こんにちは。醤油です。

今回は、「口蓋扁桃摘出術」という喉の手術を受けましたので、体験談として記録します。
これまで全身麻酔で手術を受けたことのない人は、特に怖いですよね。
今回口蓋扁桃摘出術を受ける前も後も、同じ経験をした方の体験談ブログをたくさん見て役に立ったので、私もこれから受ける人のために自分の体験を発信しようと思いました。
同じ手術を受ける人の一助になればと思います。

 

ー手術まで

昨日の22時から絶食だけれど、手術への不安が大きく、朝ご飯を食べたいとも思わない。
ただ、4人部屋なので、みんなが食べているもののにおいが漂っているため、羨ましい気持ち。
手術は9時半から。9時までには手術着に着替える必要がある。
ちなみに、上は裸の上に手術着、下は下着とパジャマを着たまま。
看護師さんと歩いて手術室へ向かう。
不安を和らげようと看護師さんが話しかけてくる。
全身麻酔は誰でもすっと寝てしまうこと、1週間に2、3度は口蓋扁桃摘出術をしていること、手術後高熱がでる患者はあまりいないこと。
そんなことを手術の待ち時間に話していました。
名前を呼ばれると、手術の担当看護師により本人確認が行われ、ベットに横たわるように指示される。
手術室は建て替えられたばかりの棟なので、かなり綺麗。
全体的に、冷えピタのような色合い。ベットも冷えピタのような色合い(=薄い水色)。

横たわると、点滴などいろいろされ、「薬が効いてきますよー」と麻酔をされた。
時間が吹っ飛ぶような感じと言ったの誰。
ここは個人差があると思うが、まず、左からじわじわとした痛みが迫ってくる。痛いというか鉛のようというか不思議な嫌な感覚。
すぐに吹っ飛ぶと思っていたがなかなか吹っ飛ばないので、そこらへんにいる人に、「左から、なんか迫ってくる感じなんですが大丈夫ですか?」と聞いてしまいましたが、大丈夫と言われた数秒後寝ました。
起きるときも名前を呼ばれ、夢を見ていたようで、あ〜手術日なのに昼寝してしまってたわ〜みたいな感覚で目覚めるが、我に帰り、あっ手術終わったんかと。
時間が吹っ飛ぶというより、「寝てた」という表現がしっくりくる初めての全身麻酔でした。
摘出した扁桃炎は「小さいけど。。。」と見せてくれた。

 

ー手術後〜絶対安静解除

大体終わったのが11時半〜12時の間。絶対安静がそこから3時間程度ということで、15時くらいまでベットから動けないです。
これが結構辛くて、個人的には入院中1、2を争うきつさです。
理由としてはこんな感じです。
・ずっと、痰が溜まって喉を塞いでいる感覚が強くて、窒息死するんじゃないかと不安
・痰を出したいが喉が腫れて普通に動かないため自力では出せない
・酸素吸入マスクの違和感
・眠ってしまいたいが不安から眠れない
・トイレに行きたい
・麻酔から覚めて朦朧としているかと思ったら意外とすぐにでも動けそうな気分(あくまで気分)

痰が溜まって喉を塞いでいる感覚を何度も看護師に訴え、痰の吸引をしていいか聞いてもらったが、しなくていいそう。
なぜなら、痰が溜まって喉を塞いでいるのではなく、喉が腫れて狭くなっているため、窒息しそうな感覚になっているだけだからだそう。
どうにもできないため、じっとしているしかないが、じっとしているのが辛い。
酸素吸入マスクは2時間でとれて、少し楽になった。
ちょっとでも動けたら楽になりそうなのに。
最後の30分は時間が早くすぎることを期待して、Youtubeを見て過ごした。

 

ー絶対安静解除後

手術時からしている点滴をガラガラひいて、トイレに行く。すっきり。
水もストローで少しずつだが飲める。この後、割とこまめに水は1日中飲めた。
熱は37.4程度。
また、本日は絶食であるが、お腹はあまり減っていない。
ただ同じ部屋の人のご飯のにおいを嗅ぐとちょっと羨ましかった。

この日は術後から4本点滴を行った。

  • セファゾンNa点滴静注 1gパック「生食100付」 ×2本
    いろいろな菌による炎症、化膿、感染症を抑える抗生物質
  • ラクテックD輸液 500mL ×2本
    不足している水分やエネルギーを補給したり、酸性に傾いた体液を正常に戻す

手術当日は、痛いが痛いよりも窒息死しそうで苦しいほうが大きかった。鼻も通ってない感じがする。
血中酸素を図る機会は多く95〜99程度と高かったため、その数字を見るたび少し安心するような感じ。
血が出る、粘液が絶えず出るみたいなことをイメージしていたので、少し拍子抜けではあった。
苦しいため寝れなかったが、「眠れないよね。手術の日は寝れない人多いよ。」と看護師さんに言われたため、自分だけではないと思い、気にならなかった。
「血の味がしたり、血が出たら言ってね」と言われたが、本日は血を全く見ずに済んだ。一安心。

手術結果についてであるが、担当医から、
何度も扁桃炎を繰り返していたから、特に左は出血がひどく、数カ所きつく吸収糸で縫ったとのこと。
電気凝固だけでは無理だったらしい。

ただ、他の人のプログを見ていて、よだれがずっと出続ける、口角が切れた、舌が腫れてジンジンする、口内炎ができた、味覚障害が残ったというようなことが書かれていたが、自分の場合は、それらが後にも先にもなかったのは幸運だったと思う。
この手術は口の大きさや扁桃の大きさ、炎症の程度も人によって違うため、手術後の痛みや症状も異なると改めて感じた。

では、このへんで。

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