家づくりのこと

構造設計のイロハ【頭の片隅には積載荷重を】

こんにちは、醤油です。

今日のテーマは、建物の床の積載荷重についてです。

あまり聞き馴染みがない言葉かもしれませんが、普段、何気なくみなさんが使われている床には必ず設定されています。

簡単に言うと積載荷重は、床にどれくらいの重さの物を置いたり、どれくらいの人間が活動するかに応じて設定される荷重です。

構造設計では、建物自身の重量に加え、建物の用途に応じた積載荷重を床に見込んで設計を行なっています。

一般的に、住居だと180kg/m2、事務所だと290kg/m2などといった値を用います。

「kg/m2」という単位は1平方メートル(1m四方)の範囲に何kgのものが置けるかという単位となります。

例えば、住居で180kg/m2と設定されていれば、1m四方の範囲に180kgまで置けることとなります。

180kgというと、2リットルのペットボトルが90本分、人だと60kgの人が3人もいることとなりますので

通常の生活を送る上では、かなり余裕のある数字ですね。

しかしここで、気をつけたいポイントとしては、あくまで「面」的に置かれる荷重が180kgという設定になります。

なので、同じ重さであっても、床に段ボールを置いていく(面的な荷重)ことと

ピアノのように脚だけが床に置かれる(点的な荷重)ことでは異なります。

当然、点的な荷重の方が不利ですよね。いくら積載荷重以下であっても、

支えている脚の数が少なかったりする場合には床などにダメージを与えてしまう原因にもなりますので

置くことを諦めるか、脚と床との間にできるだけ荷重が分散して伝わるようなものを入れる工夫が必要です!

荷重が分散するようにするには「面積が大きく」、「厚みがあり」、「硬いもの」が有効です。

ホームセンターさんなどに行けば、何か見つかるかも...?

そのほかのポイントとしては、住居にはあまりないかもしれませんが、

振動や衝撃が発生するような設備も予想外の負荷が床に伝わっている可能性があるので、要注意です。

いざ、建物を使い始めた際に、置く予定だったものが置けないトラブルにもなりかねませんので、

「積載荷重」は是非、頭の片隅に置きながら建物を見てみてください。

良き、建築ライフを!

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