家づくりのこと

構造設計のイロハ【イロハのイ】

こんにちは、醤油です。

本日のテーマは建物の構造設計についてです。

みなさんはいきなり構造設計と言われてどのようなことがイメージできるでしょうか?

衣食住の「住」という人間生活には欠かせないものに関わる業務ですが、一般の方にはまだまだ馴染みの薄い分野かもしれません。

ここでは、

・構造設計って聞いたことがあるけどどんなもの?

・構造設計に興味がある(勉強したい)けどなにから手をつけたらいいか分からない

・将来や現在、建物を新築や改築しようと思っているため少しでも建物の構造について知っておきたい

方などを対象に有益な情報を発信していけたらと思います。

その前に、少しだけ私の自己紹介をさせてもらうと

普段、私はサラリーマンとして構造設計に携わっており、勤務先の事務所は構造設計のみを扱う、構造設計専門の設計事務所となります。

社員数でみると、全国の構造設計事務所としては中規模程度といったところでしょうか。

さて、早速ですが、構造設計について私なりの考えを書いて行こうと思います。

現在、建築物の設計は大きく下記の3つに分けることができます。

意匠設計:建物のプランニング、形状、仕上げなど建物の用途やデザイン全般を設計

設備設計:電気・機械・水道など建物の機能的なものを設計

構造設計:建物に発生する力を求め、その力に対し、耐えれる構造体を設計

人の体で例えるならば、

意匠⇨【筋肉や皮膚】

設備⇨【臓器や血管】

構造⇨【骨格】

となり、しっかりとした【骨格】の上に、【筋肉や皮膚】の造形を施し、

【臓器や血管】により機能を与えるイメージかと思います。

三位一体となるようにバランスの良い設計を心がけないと

建物として機能不全になってしまう可能性があります。

その中でも、骨格である構造はなかなか、目に触れる機会がありませんが

建物自体を支えているとても重要な要素となります!

今後は構造について解説していこうと思います。

良き、建築ライフを!

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